PMS期を乗り切る!女子アスリートのためのパフォーマンス管理
月経周期の中で
特に気分の低下やストレスを感じやすく
けがのリスクが上がるのが黄体期です。
アスリートにとって
この黄体期におけるホルモンの影響は
パフォーマンスに大きく影響を与えます。
女性の体に
どんな生理的変化が起こっているのかを理解し
その対策をとることで
PMS(月経前症候群)を軽減することも
良いパフォーマンスを生むことも
十分に可能です。
PMS期でも
最良のパフォーマンスを出すために
自分の体と向き合っていきましょう。
黄体前期(17~23日)
体の特徴:
排卵が終わりプロゲステロンが増加するに伴い、体液保持ホルモンへ信号が送られるため、体はむくみやすくなります。
卵胞期とは異なり、黄体期では脂肪を燃焼する傾向にあります。女性は1ヶ月の内で代謝システムが変わります!!糖質を抜いても男性と同じように痩せないのは、こうした理由も関係しているのです。
気を付けること:
特に汗を大量にかくアスリートは、電解質を含む水分補給を行い、代謝促進をサポートする必要があります。水だけだと、吸収されず適切に水分を保持することができず、筋疲労や息が上がりやすくなり、パフォーマンスに悪影響を及ぼします。
体重が増加傾向になりますが、ここで太ったと思って食事を抜いたりしては絶対いけません
黄体期は炭水化物を利用しづらくなるので、運動の前後に2〜3ミリグラムの必須アミノ酸を摂取して筋消耗を防ぎましょう。
黄体後期(24~28日)
体の特徴:
生理がくる数日前は、生理に向けてエストロゲンとプロゲステロンが減少し始め、コルチゾール値が高まります。そのため、空腹感や些細なことでのイライラ感、ストレスを感じやすい時期でもあります。感覚の鈍ぶくなるのもこの時期で、けがが起きやすい時期とも言えます。
気を付けること:
心身を労わる時間を意識して取り、十分な睡眠と深呼吸などリラックスする時間を十分に心がけます。
マグネシウムやビタミンB群、オメガ3脂肪酸などミネラルや良質な油を摂取し、必要な栄養素を補います。おすすめはサバ!!
見ての通り、
女性ホルモンがもたらす体への影響・変化は
こんなにもあるということです。
黄体期に調子が上がらない人は、
スキル不足だけでなく
休息や栄養が足りているのかなど
月経周期に感じる体の感覚を
観察し分析することが
大切になってきます。
自分の特徴を知ることは、
自分を守り、
最大限の力を引き出す第一歩です。
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