「その靴、本当に合ってる?」子どもの足を守るための正しい選び方
子どもの足は
「大人のミニチュア」ではありません。
子どもの足は、
大人とまったく違う特徴をもっています。
まだ骨が完全に完成しておらず、
軟骨が多いため
とても柔らかく、
外からの影響を受けやすいです。
そのため、
硬い床からの衝撃や
合っていない靴を履き続けると、
足の形は簡単に変形してしまいます。
実際に、外反母趾・扁平足・浮き指などのトラブルは
「小学生の頃から始まっていた」
というケースが非常に多いです。
成長期の足は、
たとえば“粘土”のように形をつくりやすい状態。
これは
良い環境で育てれば強く健康に、
悪い環境が続けば
ゆがみや痛みの原因になる ということです。
靴選びは“足の成長”を助けるサポートです。
最も大切なことの1つは、
ただサイズを合わせるだけではなく
足の動きを正しく導いてくれる靴を選ぶことです。
靴選びのポイントは細かくみると多岐に渡りますが
その中でも大切なポイントを3つ
ご紹介します。
一つ目は
かかとがしっかり固いこと です。
かかとは最重要項目と言えるくらい
ここの幅やつくり大切。
かかとが安定することで、
足のアーチの崩れを防げます。
二つ目は
つま先が柔らかく曲がること です。
足の曲がる位置と靴の曲がる位置が一致していると
歩く・走る動きが自然になり、負担が減ります。
三つ目は
足幅や甲の高さが合っていること です。
靴は緩すぎても、きつすぎても、足は変形します。
足の成長に合わせてフィット性があるかを
見ていかなければいけません。
子どもの足のサイズは
半年〜1年で大きく変わるため、
定期的に足を計測し直すことが
ケガ予防にもつながります。
足は全身を支える土台です。
ここを守ってあげることは、
運動能力や姿勢、集中力など
あらゆることに影響します。
「どんな靴を履かせるか」
足にとって良い環境をつくることは
私たち大人の役割です。
文章だけでお伝えするのは
中々難しい...ですが
子どもたちの未来のために
・子どもの足を知ること
・どんな靴が良いのかを知ること
ここが第一歩です。
0コメント