産後トラブル3つ
産後の方のご予約お問い合わせが
増えてきております。
産後も自分の身体を気にかけて
良い状態に戻していく。
身体を大切にケアしていく方が
増えるのは嬉しい۬☺️
そこに使った労力は、いい形になって
必ずあなたのもとに返ってきますからね✨
さて、産後トラブルの
気をつけたいことや対策です⬇️
腰痛
筋力が足りない状態で妊娠した、
骨盤の左右差が大きい、
妊娠後全く動かなくなった妊婦さんは特に
腰痛のリスクが大きいです。
また産後の腰・お尻周りのトラブルも
抱えたままのことが多いです。
産後骨盤ベルトを巻くといいのは、
妊娠によって靭帯が緩むためで、
産後は緩んだままにしておかないこと。
腰に何かしらの痛みがある場合は
骨盤の歪みなど調整が必要になります。
手指のトラブル・腱鞘炎
この時期に多いトラブルに
腱鞘炎もあります。
腱鞘炎が起こる原因は
現時点では原因は不明と言われていますが、
体の仕組みから見ると共通した点があり、
家事をこなし、
一日中抱っこの体勢が多い方にとっては
体が曲がった状態や丸い状態が多く、
そのほかもトラブルを引き起こす
体の使い方をしていたりします。
それに伴い肩、肘、手首周りの
骨の配列も歪みます。
骨を正しい位置に修正していくことや
痛みにつながる動作を見つけ
修正していくことが
大切になってきます。
また、発症が更年期や妊娠時、
産後の女性に多いと言われ、
女性ホルモンの変動(減少)が
関与している可能性が考えられています。
女性ホルモンの急激な減少や、
細かい作業などによる指の使い過ぎで、
腱が腫れたり、腱鞘が分厚くなったりして、
腱がスムーズに動かなくなり、
痛みや腫れがさらに強くなります。
骨格を整えるケアと
女性ホルモンを整えていく食事の両方から
対策していけるといいですね。
産後うつ
女性の場合は生理や妊娠などで
多くの鉄を必要とします。
妊娠中は、母体の栄養が赤ちゃんに
優先的に届けられるため、
鉄分不足になりやすいです。
厚生労働省の資料によると...
妊娠中に必要な鉄は
妊娠前のなんと2倍です。
普段でも足りていない方が
ほとんどなのに、、、ですよ。
その結果、半数の妊婦さんは
鉄欠乏、貧血になると報告されています。
また産後うつの発症は
10人に一人の割合との報告もあり、
鉄欠乏、貧血と密接な関係があります。
幸福ホルモン、セロトニンと
集中力を高めるノルアドレナリン、
やる気を促すドーパミンといった
行動や気分に指令を与える神経伝達物質は、
必須アミノ酸を原料として、
葉酸やビタミン、ミネラルを補いながら
合成されます。
原料となる必須アミノ酸は、
肉や魚、大豆製品に多く含まれる栄養素です。
葉酸は葉物野菜や大豆製品、
レバーに多く含まれます。
また、ビタミンのうち、
ナイアシン(ビタミンB群の一種)は
鶏肉やレバー、魚に。
ビタミンB6は鶏肉やレバー、
刺身、納豆に多く含まれます。
ミネラルのひとつである鉄は、
レバーや赤身肉、魚から
効率的にとることができます。
うつや不安症は男性よりも女性に多く、
多くの要因は鉄とタンパク質不足です。
食生活をはじめとした
生活習慣を見直すことで
症状が緩和・完治することが
医療の現場でも明らかになってきています。
これらのことからもわかるように、
妊娠時産後の女性は
心身の状態が非常に不安定だということを、
自分自身で理解するとともに、
周りも理解を示していくことが大切ですね。
産後子育てに忙しく自分のケアが
疎かになりがちな人は多いですが、
お母さんが元気であるということは
家庭全体の平和です。
あなたの体を大切にするということは
あなた自身とそのまわりの人たちを
大切にするということにつながります。
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